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ラボグロウンダイヤモンドとは

創られた奇跡のダイヤモンド

天然のダイヤモンドが地中深く生成されるのに対し、ラボグロウンダイヤモンド Laboratory Grown Diamond(人工ダイヤモンド *以下省略)は地上で数週間〜数ヶ月かけて生成されます。採掘するのではなく、ラボ(研究所・工房・ラボラトリー)で生まれ大切に育てられた(グロウン)地球環境に優しく社会との調和性にも優れたエコロジーな素材のダイヤモンドです。

ラボグロウンダイヤモンド専門店『september5』落ちないピアス・スクリューポストピアス・プラチナ6本爪留め1.0ctのダイヤモンドピアス
環境問題やエシカルの点から「ESG」Environment 環境 ・Social 社会・Governanceガバナンスに意識が高いアメリカのセレブを中心に注目を集めておりエシカル・ ダイヤモンド(Ethical Diamond)とも称されています。ギルトフリーで清らかなダイヤモンドです。また、サステナブル(持続可能) な生成方法なので、次世代のために安定供給できるサステナブル・ダイヤモンド(Sustainable Diamond)とも呼ばれ、未来の発展にも寄与していきます。

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドとは生まれる環境が違うだけで、 天然ダイヤモンドと完全に同じ成分・化学組成・結晶構造・物理的特性・光学特性を持った、本当のダイヤモンドです。熟練の鑑定士でさえ見分けがつきません。不純物を含まない状態で結晶化させることが可能なため、その美しさは際立った透明感、輝きを放つとされています。

ラボグロウンダイヤモンド専門店『september5』の物質属性から見たラボグロウンダイヤモンドの表。 天然、人工(ラボグロンダイヤモンド・ キュービックジルコニア・ モアサナイト)との違い。 化学組成、結晶構造、屈折率、分散、モース、硬度密度の表

キュービックジルコニアやモアナサイトなどのような単に見た目が似ている「ダイヤモンド類似石・模造石」ではなく、「本物のダイヤモンド」であることが科学的にも証明されています。

ラボグロウンダイヤモンド専門店『september5』が扱っているラボグロウンダイヤモンドの解説。天然ダイヤモンドと同一の組成・構造・数値なのはラボグロウンダイヤモンドだけ。
IGI(International Gemological institute)・GIA(Gemological Institute of America)といった国際的な鑑別機関のプロの熟練した鑑定士がルーペで鑑定してもわかりません。ラボグロウンダイヤモンドと鑑定できるのはGIAiD100などの宝石検査用機器のみです。現在日本にもラボグロウンダイヤモンドを鑑定(グレーディング)する機関があります。September5では0.3カラット以上のダイヤモンドについては、国際鑑定機関IGIもしくは、日本の鑑定機関CGL(中央宝石研究所)・エルジーシー(株)の鑑定書をおつけします。September5のラボグロウンダイヤモンドにはLGDと刻印されています。鑑定書(グレーディングレポート)が付くダイヤモンドにはガードルに鑑定番号の刻印があります。

ラボグロウンダイヤモンド専門店『september5』のラボグロウンダイヤモンドにつく鑑定書
ラボでは、成長を促す環境を整えているだけなので、同じクオリティーのラボグロウンダイヤモンドが大量に生成されるのではなく、形、色、大きさなど、それぞれ個性を持って生まれてきます。一つ一つが唯一無二のダイヤモンドなのです。ラボグロウンダイヤモンドは、大規模な採掘による環境破壊や非道な労働、児童労働による人権侵害を避け、紛争にも関わりません。サステナブルなマインドは、世界中で広まっています。そして、次世代の輝きはエシカルな生き方を選ぶ人たちに注目され、海外のセレブリティーに愛されています。レオナルド・デカプリオは、環境、社会、動物問題への熱心な支持者であり、2015年にラボグロウンダイヤモンドの生産企業への投資をしました。社会貢献活動に熱心なことで知られるレディー・ガガもラボグロウンダイヤモンドのイヤリングを着用しています。エマ・ワトソンは、2018年のアカデミー賞でラボグロウンダイヤモンドのテニスブレスレットを着用して話題になりました。ペネロペ・クルスは、ラボグロウンダイヤモンドを使ったジュエリーコレクションをプロデュースしています。セレブリティが愛用していることで、ヨーロッパ、アメリカで火がつき、今では世界中で一般的になりつつあるダイヤモンドです。

ラボグロウンダイヤモンド専門店『september5』が取り扱っている合成ダイヤモンドのラボグロウンダイヤモンドのルース(裸石)
次世代のために安定して供給できる生成方法であるため、希少だったダイヤモンドをより身近に感じていただけます。地球にも人にも優しいダイヤモンドなのです。
「Z世代」や「ミレニアム世代」に多く見られる多様な価値観を持つ人たちから支持される次世代のダイヤモンドとしてシェアが広がっています。

ラボグロウンダイヤモンドの作り方

ラボグロウンダイヤモンドはどうやって作られるのでしょうか?

ラボグロウンダイヤモンドは
大きさにより異なりますが、数週間から数ヶ月をかけて作られます。
「作るのだから簡単にたくさん生成できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、装置の中の成長環境は人間が作ります。ダイヤモンドの成長は自発的なものであり、私たちが完全にコントロールできるものではなく、全く同じラボグロウンダイヤモンドを作ろうとしても作れません。
天然ダイヤモンドと同じように世界でひとつのダイヤモンドなのです。
また純度が高く大きなラボグロウンダイヤモンドを生成するのはやはり難しいことなので、大きなダイヤモンドでクオリティの高いものは希少なものになります。

まず天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの作られ方の違いについて説明します。

天然ダイヤモンド

地球の地下深くにある上部マントル120~200km付近

高温高圧の環境下において

化学成分の炭素が結晶化した鉱物

火山活動により地表近くに押し上げられる

地表近くでの採掘や、雨などの影響で流された川や沿岸部等で採掘される

天然ダイヤモンド

 

ラボグロウンダイヤモンド

ラボでダイヤモンドの化学組成である炭素を、高度な技術と特殊装置を使い自然の環境で結晶化するプロセスを、効率的に再現し製造したダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンドはどのように作られるか、その生成方法には2つの種類があります。




HPHT法(エイチピーエイチティ)

<High Pressure(高圧)、High Temperature(高温)>「高温高圧法」と呼ばれる方法。

天然ダイヤモンドができる際のマントルを再現して、地中で形成される条件と同じ状態を作る。
地球深部のような超高温(約1500度)に加熱した装置で小さなダイヤモンド種結晶に超高圧(約55,000気圧)をかけ炭素を堆積させてダイヤモンドの結晶を生成する製法。大き目の装置でかつてはメレダイヤを作っていた製法だが、技術の進歩により大きなものも生成されるようになっている。

CVD法(シーブイディー)
<Chemical Vapor Deposition>「化学気相蒸着法」と呼ばれる方法。

メタンガスとマイクロ波を使い、生成する。ダイヤモンドの種結晶に炭素片を雪のように堆積させることで層を作る。化学反応で処理材(ダイヤモンド)の表面に化学の力でコントロールし大粒のラボグロウンダイヤモンドを作ることが可能。


ラボグロウンダイヤモンドの魅力

  • エシカル・サステナブル
    1990年代後半、天然ダイヤモンドの不正取引が世界各地の紛争の資金源となり、問題を引き起こしていました。レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ブラッド・ダイヤモンド』(2006年に公開)には天然ダイヤモンドを得るために不法に働かされる子供たちの様子などが生々しく描写されています。
    この問題に対応して、2002年スイス・インターラーケンにおいてキンバリー・プロセス証明制度が採択され、不正に取得された天然ダイヤモンド原石の輸出入を規制し原産地を認証する国際制度が策定されました。
    天然ダイヤモンドは、地球深部のマントルで30億年前に結晶化したものです。火山活動によって地表に押し出されたマグマは、ダイヤモンドを含んだ岩石「キンバーライト」となりました。地中に残ったパイプ状のキンバーライトパイプ鉱床はダイヤモンドを採掘する場所となっています。露天堀りや地下採鉱などさまざまな方法で行われ、その採掘は自然に甚大な影響をあたえます。
    ラボグロウンダイヤモンドは、紛争問題に関わらず、環境負荷が少なくエシカル・サステナブルな選択肢として注目されています。次世代のために持続可能なダイヤモンドとして期待されています。
  • 価格
    天然ダイヤモンドと同じ成分・組成をもつラボグロウンダイヤモンドは高品質のものを安定供給でき、天然のダイヤモンドに比べて1/2の価格で購入できます。大きな天然ダイヤモンドは、プレミアがつき希少で手に入れることが難しく、かなりの高額になりますが、ラボグロウンダイヤモンドなら、カラット数が大きくなっても手に入れることが可能です。大きなカラット数のダイヤモンドになるほど価格の差が出てきます。大きなカラット数をお求めの方ほど、ラボグロウンダイヤモンドがお勧めです。
  • ピュアで美しい輝き
    ラボグロウンダイヤモンドは不純物を含まない状態で結晶化させることが可能なため、 その美しさは際立った透明感、輝きを放つとされています。 全ての無色のラボグロウンダイヤモンドは、不純物を含まないピュアで美しい炭素の結晶として成長しTypeⅡa(タイプ2a)と呼ばれています。天然ダイヤモンドの中でこのTypeⅡa(タイプ2a)は非常に希少で全体の1~2%しかありません。

September5の
創られた奇跡のダイヤモンド

私どもがラボグロウンダイヤモンドを使用した商品を造ろうと思ったのは、児童労働問題や不法労働問題など紛争に関わることのない、エシカルなクリアなダイヤモンドを使用したジュエリーをを皆様にお届けしたい、と言う思いから始めました。天然と同様、ラボグロウンダイヤモンドは、唯一無二の1つの個性として生まれてきます。

September5のラボグロウンダイヤモンドは、HPHT法のものを使っています。ランクを落とさず、小さなメレダイヤモンドに至ってもクオリティーの高いダイヤモンドを用意するようにしています。小さな会社だからこそ、しっかりとした目を持つダイヤモンド鑑定士が鑑定したものを直に輸入し、山梨県甲府市の熟練した職人が一つ一つ丁寧に制作し、デザイン製作から販売まで一環しているので、お客様に適正価格でご提供しています。また受け継ぐようなダイヤモンドにしたいと思いから始めました。天然ダイヤモンドよりも2分の1の価格で手に入ると言う点も魅力です。

お母様とお子様で一緒にお使い頂き、お子様に受け継いでもらえるよう、全商品に18金とプラチナを使用しております。そんな宝物を一緒に造ることができたら幸せです。